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■ブリーダーが色違いの犬の交配をするときに、交配しようとする犬の色の性質をよく調べると共に血統もよく調べると言うことはとても大切なことです。 黒パグの色は、毛の中に含まれる黒い色の丸い色素のために黒い毛をしています。 良い色の黒パグに於いて、強い光線下では黒というよりダークブルー色をしています。 次にくる黒は、錆色ですく日に焼け易い茶色、もしくは錆色がかります。〉このタイプの毛は通常柔らかくシルク状であり、このことは望ましいのですが色の濃度面で問題があります。 また、成長段階でも個々の血統により変化しますので一様ではありません。日常の手入れや換毛の時期によっても変化致します。なぜならば体表の死毛は変色し易いからです。いろいろ難しい処があり長く飼う経験を持つ事が必要です。手入れ次第で名犬も駄犬に容易く変化致しますし、毛のコンディションをキープするにはそれぞれオーナーの方の犬に対する考え方一つでも大きく変わります。犬も生き物ですから常に同じ状態ではありません。パグ犬という犬種は数多い犬種の中でも仕上がりの最も遅い部類に属します。初めてパグを飼われる方は、その犬の今の状態(クオリティー)を理解するにはかなりの時間が必要と思われます。もし名犬を思い願っているのでしたら、子犬を求めるのではなく、出来上がった成犬を買い飼ってください。くれぐれも、子犬を欲しがってはいけません。 * 黒の遺伝子しか持たない黒のみを生み出す黒優性のパグC * 黒とフォーンの遺伝子を片方づつの両親から受け取っている黒色のパグB * フォーンに見えるが両親から黒とフォーンの遺伝子を受け取っているハイブリッドフォーンA * 両親からフォーンのみの遺伝子を受け取っている純フォーンのパグ@の4つがあります。 簡単な図は@〜Cです。
Dハイブリッドの両親からでも優性黒、純フォーンも生まれます。
少し話しがややこしくなりますが、図Dのようにハイブリッドの両親からでも純フォーンや優性黒のパグが生まれます。 ■基礎犬 ◎ファンデーションビッチ (基礎になる母犬) 純フォーンかフォーンハイブリッド(黒の遺伝子を持つ)が良いでしょう。どうして黒のブリードにフォーンから始めるのでしょうか?理由は黒パグにそれほど良いものが売られている事は先ずないからです。(万一、売られていたらこの計画はほぼ出来上がったも同然ですから急いでとびついて買うべきです。) これから黒のブリードをする場合の理想的なファンデーションビッチについて述べます。まず、貴方の理想のパグの絵を書いてみて下さい。そして5世代後にその理想的なファンデーションビッチが生まれます。ほとんど欠点の見あたらない桁外れのいい犬です。良い黒の顔、暗色の目、黒い爪、耳はボタン耳で前足はまっすぐ、胴体は短くコビーで柔らかい光沢のある短い毛、しっかりとしたダブル巻きの尾、17〜20ポンドの目方で性格はしっかりと分別があり決してテリアみたいにはならない。チャンピオンでなくても貴方の一番好きな犬であり、これに付け加えるに理想的な性質と豊かなリア アンギュレーション、これはとても重要なことです。このメスを今後メスAと呼ぶことにします。 ◎ファンデーションドッグ (基礎になる父犬) この選択は注意深くしないといけません。このオスは優性黒であり、そのことが証明できるだけの子犬を出した犬でないといけません。 両親が共に黒であるこの雄をオスAとします。 ■第2世代 生まれてくる子犬の両親はフォーンと黒ですからハイブリッドです。 大切なのはその中で一頭良いメスを手元におくことです。 このメスをメスBと呼びます。このメスBが成長して大きくなったら父であるオスAとかけます。(父娘交配となりインブリードとなりますので注意が必要です。メスの血統を十分調査する必要があります。同族の血液が有る場合はオスAの兄弟犬がベターでしょう。) ■第3世代 重要なのは3世代目です。最重要ともいえます。おそらく大部分(皆とはいえませんが)両親が黒ですから優性黒です。 ここでフォーンカラーをもった犬をはねていきます。(犬の良し悪しよりもパーツの改良という目的の有無を指します。)理想的には少なくとも2匹のメスと1匹のオスを使っていきます。我々は後ほどメスCCとオスCをどうすれば良いかということを説明します。何故ならばメスCを使って前に行きたいからです。 ■第4世代 メスCは黒でインブリードでオスAの最高の質を受け継ぐものであります。オスAは祖父オスA”が父(場合によってはオスAが父)、メスBが母親です。この理由によりメスCが欠点から逃れ新血を作り上げるため系統の違う(外血の犬)SireZを使います。そしてフォーン・ハイブリッドを作ります。どうして又フォーンなのでしょうか? 何故なら、黒よりはフォーンの方が良い犬が見つけやすいのです。 SireZ(オスZ)はフォーン・ハイブリッドですから黒の遺伝子を持っています。メスCは優性黒ですから子犬は皆黒です。もしまかり間違ってハイブリッドであれば、1匹ないし2匹のフォーンが生まれます。これらの犬は極端なほどよいフォーンの犬で優れた黒い点とトレース(背中の黒線)が現れます。しかし、貴方が欲しいのは黒なのです。 一方メスCの姉妹であるメスCCは、その犬の長所と短所をみて相補する血縁のない犬を選びます。つまり、ハイブリッドのフォーンのオスを相手に選びます。メスCと同様にメスCCには同じオスであるオスZ(同じオスと言うよりも同じハイブリッド・フォーンの血統の違ったオスZ”とした方が適当かとおもはれます。)を選びます。(同じ原理を使う))つまりそれは貴方のメスCやメスCCの良い所と悪い所に対する貴方の決断にかかっています。この子犬達の1/3血ブリードはオスCとでも行います。オスCを外血のハイブリッド・フォーンのメスとかけます。(皆同じ原理をつかいます。)犬の欠点を補い合うような注意はいります。メスCとオスZからはメスD1、メスCCからはオスDと名ずける犬が出てきます。オスCは我々にメスD2を与えてくれます。 ■第5世代 3つの外血混入で皆黒の子孫ができ、それからどうすればよいのでしょうか? メスE1はよくアメリカ人のブリーダーが口にする言葉でいえばハーフブラザー&ハーフシスターとなります。 ブリーダーとしては知っておかなくてはいけないテクニックの一つです。 祖祖父(Fawn Hybrid)フォン ハイブリッド 祖父Z(Fawn Hybrid)フォン ハイブリッド 祖祖母(黒又はフォン) 父犬D(black appearing) 祖祖父A又はA”(Dominate Black)優性黒を使うA又はAの兄弟又はAの異父兄弟又はAの異母兄弟。 祖母CC(black appearing) 祖祖母B(BLack Hybrid) オスA(優性黒)×メスA(純フォン) E1(第5世代に当たる黒) 祖祖父A又はA”(Dominate Black) 祖父C(Black Appearing) 祖祖母B(Black Hybrid) オスA(優性黒)×メスA(純フォン) 母犬D2(Black Appearing) 祖祖父(Fawn Hybrid)フォン ハイブリッド 祖母Z”(Fawn Hybrid)フォン ハイブリッド 祖祖母(黒又はフォン)
こうして血統表にしてみると、黒パグの名犬作出の鍵はこのフォン ハイブリッド(見た目フォンですが遺伝子中に黒DNAを持つフォン パグ)に掛かっているのではないでしょうか?
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